私は寂しさを粉らわせるため、性懲りもなく別のサイトでブログを書き始めた
お友だちが出来て、コメントのやりとりをするのが毎日の日課になっていた
登録をしてすぐ、たくさんのメールが届いた
その中に、明らかに名字だと思われるベンネームで、あなたと末長くメールをしたい、と書かれたメールがあった
クソ真面目そうで吹き出してしまった
(私のこと何ひとつ、わかってないだろうに…)
これくらいのきっかけで、その人とメールが始まったように思う
毎朝、出勤前に車中からメールをしているらしい、危ないのに移動中や、仕事が一段落つくとメールをくれた
私も「今日は、暑いね」「気をつけてね」「早くて良かったね」「お疲れ様!」
こんなやり取りをしていただけなんだけど、お互い気遣いも感じられて、一日穏やに過ごせた
始めて1ヶ月ぐらい過ぎた頃だろうか、いつもの朝の連絡が入らず、私は不安でしょうがなかった
何故なら、前日の夕方に調子が悪いとメールがあったからだ
「あぁ、何てことだろう!」
自分でも分かってないうちに、メール相手を肉親のように思っていたんだ
ということに気づいた
顔を見たこともない相手だというのに
案の定、調子が悪くて、病院へ行くと連絡が来た「大丈夫?」不安は消えなかったけど、メールをみて落ちついた
そして、昼前に病院から、
良くなったとメールがあった
あなたにこんな話をしたということは、
あなたを気に入ってるからで、そうでなかったら、言わなかったと思う
メールが出来ないとこんなに辛いのか
と書かれていた
そっか、向こうも私と同じで
メール依存症になってるんだな(笑)
△△さんへ、
もうしばらく、
こんな色気のないメールだけど、
私とお付き合いくださいね!